健康食品マニアの独り言

〔モデル 35才 男性〕
koukisin
僕は知っている。実はこの世には何とも奇妙で、人をワクワクさせて、驚かせるものが本当にたくさんあるって事を。
「だって、この世は退屈だらけなようでいて、探せば探すほど面白おかしいことが多すぎる!」
えっと、これは誰の台詞だったかな?

僕がとりわけサプリメントに興味を抱くのは、自分に起こる変化ってものを自分の体で実感できるからなんだ。
はじめの動機は、小さい頃からのアレルギー体質をなんとかしたかったからなんだけど。
ただいつの間にか自分がサプリメントマニアになっていったのは、いくつかのサプリメントは正に「劇的」だったから。

勿論、安全性には最大限考慮は尽くすよ。で、その上で問題ない、と判断したものはほとんど迷わず自分で試す。
というか、正確に言えばむしろ僕は「抗えない」んだ、正直。
「これは、一体どんな変化を自分に与えてくれるんだろう?」
「これを摂る前と、摂った後では世界はどんな風に違って見えるんだろう?」
とかね、考えるともう駄目ですわ。

だから古くからの友人であるBC30子が、ニヤニヤしながら僕に
「乳酸菌生産物質配合のアメリカ製有胞子性乳酸菌のサプリメント」とか囁いたときは、悔しかったね。。
くそっ!この女め!
僕のツボを知り尽くして射抜いてきやがる!!

彼女は僕が以前乳酸菌生産物質を気に入ってたことを重々承知で、言葉を選んだんだ。
僕は色々とありもしない理由をつけて、「別に興味がない」と嘘をついたよ。思い通りになってたまるもんか。

すると彼女は、
「まあ、気軽に試してみたら。私これのサイト運営してるから。詳しい事はそこに書いてあるし。」
と言ってサイトのアドレスだけ告げて、あっさりと引き下がった。あまりにもあっさりと。

ふーむ、彼女も大人になったもんだ。僕のやたらとポーズをつける癖まで考慮していたらしい。昔はかなりの直情径行だったんだけどな。

彼女と別れて一人になった僕は、周りにだれもいないことを確認してから言われたサイトを開いてみた。
僕がそうする事も、おそらく彼女の計算には入っていたのだろうが、僕は僕自身のワクワク感を抑圧する事だけは避けたかったのだ。僕は彼女に負けた?ああ、そうかもしれない。でも、それはもういいんだ。僕の体面は保たれたのだから。

どれどれ。。

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