ほんの少しの輝きを

〔モデル 43才女性 既婚〕
kagayaki
ときめきのない、退屈な日常にはもううんざり。
家と職場の往復で、新しい出会いもないし。
だからといって、無茶な冒険するには少し自分は年をとりすぎた気もする。
ま、もともと内気でそんな度胸もないし、そういうタイプでもないのだけれど。

私が欲しいのは、「今よりも少しだけドキドキするような」そんな毎日。
若い頃は意識しなくても、毎日がそうだった。

「時間を巻き戻せたらどんなに良いだろう。。」
溜息まじりに休憩室で呟いた私に
「そんな事、簡単よ。」と言ったのは、どこか浮世離れしたBC30子という同僚だった。

彼女が私に説明したなんとかいう乳酸菌の話は、あんまり覚えていない。
ただ、
「体の中には菌が住んでいて、そのバランスによって体の状態が変わるので、これを改善すれば引いては心の状態が変わる」
という説明だけは、納得した。
そう、奇妙な事にそうした経験がないにも関わらず、私は「それはそうなって当たり前だろう」と、すごく納得したのだ。
その変化は、あたかも時間が巻き戻ったように感じるのだろうと。

「まあ、気軽に試してみたら。私これのサイト運営してるから。詳しい事はそこに書いてあるし。」
彼女は笑いながらサイトのアドレスを書いたメモを私に渡した。

私はそれを受け取った時、胸の鼓動が少しだけ高鳴るのを感じていた。
「あ、もうはじまっているんだ。私の願望の実現は。」


アメリカ特許

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